銀杏ボーイズの峯田和伸といえば派手なパフォーマンスで知ってる人は知ってるだろう。
元ゴーイングステディで現在はソロで銀杏ボーイズとして活動している。
俳優の顔ももっており、アイデン&ティティやボーイズオンザランで主演も努めている。
映画を見ると分かるが、独特のオーラが感じられるだろう。
独特のオーラについてはボーイズオンザランで共演をした松田龍平もインタビューのときに触れている。
峯田和伸の演技は、全力というか、野生的というか、なにせ独特なのだ。
ゴーイングステディ、銀杏ボーイズのライブ映像などを見ても分かるが、
ライブパフォーマンスも歌の上手い下手ではなく、
感情を音楽というものにのせてすべてをぶつけているという感じだ。
そして峯田和伸の音楽の捉え方は素敵すぎる。
俺自身も音楽はこうあるべきだと思うのだが、
音楽というものは写真や動画という形に残せないものでありながら、
その音楽を聴くことで、その当時を思い出し、懐かしみ、記憶を呼び起こす。
それは写真や動画にはない、
音楽独特なものであり、
その曲を聴くことで、自分自身の頭の中で鮮明に映像が蘇る。
峯田和伸は何か記憶に残したいものに出会ったときに起こす行動が、
音楽を聴く(レコードを買う)ということだ。
そして、何年後でも、
その音楽を聴くことで同時にその時の思い出が蘇る。
誰でも、
あの音楽を聴くとあの当時の思い出が蘇るということがあるだろう。
その瞬間はなんとも懐かしく良いものである。
しかし、この行為を意図して、
峯田和伸は作っているのだ。
音楽という思い出の残し方ツールは素敵
写真を撮ったり、動画を撮ったり、するのと同じ様に音楽を聴くということだろう。
音楽を一つの思い出の残し方のツールとしている。
普通は、写真を撮ったり、動画を撮ったり、するところだろう。
音楽の使い方というか、
音楽の捉え方というか、
本当に素敵だと感じる。
音楽を聴くと同時に蘇る記憶・思い出は、何年経っても色褪せることがない。
それは自分だけの記憶であり、
誰とも共有できないものになるが、
それがとんでもなく素晴らしい。
音楽というものの奥深さを、
銀杏ボーイズの峯田和伸から学ぶことが出来た。
そんな人間が作る音楽が素晴らしくないわけがないだろう。